2007年7月27日金曜日

社会人の恩師 Part 4 (MMM部長)


何人でも恩師を挙げる事できますが、そろそろ、これで最後にします。Happiness Diaryの趣旨からズレてきているように感じてきました。まぁ、恩師がいる事は、凄く幸せな事ですが、なにか、日本経済新聞最終ページの私の履歴書っぽくなってきましたので、恩師シリーズは、ここで終了します。
今連載の最後の恩師は、MMM部長。MBA願書を出す際に、推薦状を書いてもらいました。MMM部長は、アメリカ駐在経験もあり、英語が堪能です。MBA受験勉強している際に直属の上司にも相当してましたので、推薦状を御願いしたのですが、至って、快く、「本当に、俺でいいのか?」みたいな謙遜しながらも、一筆推薦状を書いて頂いた。当時の僕は、半年くらいアトランタに出張していたので、E-mailで推薦状の依頼をし、DHLで推薦状を受け取るっという直接会って会話する事できませんでしたが、その素早い対応は、正直、嬉しかった事を思い出します。
今までに登場した3人の恩師に比べ、MMM部長との時間的交流は一番少なく、自分がアトランタに出張していた事もあり、実質、一年未満ではないかなぁ~って思う。だから、会話自体の密度も薄いし、でも、十分恩師に値し、今の自分のMBA勉強生活は、MMM部長なくして語れない存在である。頭があがりません。
以前、Be Professional!!!のブログの中でも書きましたが、僕は、無事に面接も突破し、5月のゴールデンウィーク前には、合格通知を貰う事できました。まさに、ゴールデンな連休を過ごそうと思っていたのですが、合格通知と同封されてた、もう一通のレターが大学より届きました。「555君は、英語の点数が悪いので、TOEFL&GMATを勉強して、8月末までに、要求スコアーまで到達するように努力してください!」って厄介な内容だった。だから、勉強しなくちゃならなかったし、自分の中でも、入学後も英語には苦労するだろうからっと思い、一応、一生懸命勉強したでした。平日も仕事を終え、会社の会議室に居座り、コソコソしてましたし、土日も会社の会議室にて、コソコソしてました。家では、「ぱぱぁ~、あそぼぉ~」に後ろ髪引かれるので、会社に逃亡してました。
しかし、なかなか、TOEFL&GMATの点数が伸びてくれません。次第に、最大の推薦者である人事部も、「今の点数だったら、辞退する。会社代表として送り出すには恥ずかしいし、また、今の状況では、受け入れ側の大学に対しても失礼にあたる。また、555君自身にとっても、ただただ大変だけで、悲しい結果になるだけ・・・」ってそれはそれは、冷たい、泣けるようなコメントでしたが、結局、点数が伸びません。実際には、少しは伸びましたが、要求スコアーには、未達でした。
いよいよ8月末が近づき、僕のTOEFL&GMATスコアーも伸びない為、人事部は、最終決断として、まさかの「辞退」っと判断します。私は、直接、人事部からではなく、MMM部長より「駄目だったよ!」って聞かされました。「あぁ~ぁ~、駄目ですかぁ~」って落胆3秒して、MMM部長には、敗者復活の機会、再チャレンジの機会を強く訴えたところ、MMM部長は、涙目の555に同情してくれて、人事部長と再協議し、また、部署の最高責任者(統括部長)とも協議してくれて、Go ahead!(とことんやって来い!)っという結論になりました。後から聞くに、統括部長(MMM部長の上司)も僕のMBAには、否定的でした。英語を勉強したければ、アメリカ駐在の方が、より業務に密接な英語が身に付く。経営学を勉強したければ、日本語で勉強できる大学院に行くべきでは。っというのが、統括部長の考えでした。
そんな逆風の中、部下の為に、リスク背負って、MMM部長は、説得に回ってくれた事を考えると、もう、恩師ですね。さらに、今の時代、スタッフの慢性的不足は、どこの会社、部署も同じで、555が一年不在にする事により組織としてのパワーは自ずと下がってしまうものです。僕の能力とかの問題ではなく、猫の手も借りたい状況を考えると、人事部長も反対するし、統括部長も反対するし、サラリーマン部長の判断として、無難に、「駄目だ!気分を入れ替えて、仕事!仕事!」ってな結末もありえるなか、部下の為に、人肌脱いでくれたMMM部長は、恩師です。 だって、MMM部長だって、サラリーマンだし、リスク背負う事のデメリットも十分把握できるであろうし、万が一、555が留年、卒業できない!みたいなお粗末カマしたら、誰が、責任とるの?ってちょっとした問題になるよ。そんなリスク背負っての判断を尊敬するし、大感謝に相当する。

自分が、MMM部長の立場になったときに、あかの他人でもある部下の為に、リスクを背負って、逆風を跳ね返せるかなぁ?

PS1:
東京へ旅立つ最終日に、MMM部長に挨拶に行きました。その時の部長のコメントは、「頑張って来いよ!まぁ、落ち着いたら、近況でも連絡してよ・・・・、いや、しなくていい。そんな暇あったら、勉強しろ。会社の事は、この一年、忘れて、没頭してこい・・・。まぁ、そんなに深刻な顔をするな。仮に第一タームで落ちこぼれて、正月明けから、会社強制復帰になったとしても、それはそれで、Welcomeだから。。。」みたいな送る言葉だった。上司として、期待してるよ!って言うと、部下が小さくなっちゃうから、そんな微妙な配慮をコメントより感じた。それに甘んじ、僕は、全然、レポートしなかった。さすがに、6月に入り、MBA生活も、あと3ヶ月になったし、卒業後のサラリーマン生活もあるので、「元気ですよぉ!」メールを送ったところ、「たくましくなって、早く、戻って来い!いっぱい仕事は、用意してあるから!」っとの、半年以上も連絡を取っていないにもかかわらず、暖かいコメントで、本当に、ありがたい。
なんで、転職しないの?って聞く友人がいる。将来的には、転職するかもしれないけど、今は、考えていない。なんか、働くという事は、生活費を稼ぐためでもあるけど、このような恩師の為に、貢献しよう!って思う事に、自分は、働く意欲を感じるのかもしれない。武士だなぁ~って思うけど、皮肉な友人は、「他人の為に働いても、その当人は、何もしてくれないよ!だから、自分の為に、働かなきゃだめだよ!」って言う。それも、その通りなんだけど、恩師がいて、その恩師に、「おっぉ、頑張ってるなぁ」って言われたいが為に頑張る事は、恩師への恩返しでもあるし、自分の為でもあるんだろうなぁ。 今後も、恩師は、ガンガン、見つけていきます。恩師募集中。

PS2:
いよいよ今日は、日付も変わって、7月27日(金)。昨日、26日(木)に、ChangeManagementのFinalExamが終了しました。少し感慨深くなりました。この一年、突っ走って来ましたが、最後の期末テストとなりました。それが終了しました。感慨深いものがありました。
いよいよ本日は、我がチームのBusinessPlan(新規事業案)のプレゼンテーションがあります。チームで、この3ヶ月、結構なパワーを費やしてきました。プレゼンは、3人の外部経験者(ベンチャー社長、実際のベンチャーキャピタリスト等)が、我がチーム含め、クラスメイトの新規事業案を判定します。見事、1位になると、賞金としてチームに50万円がプレゼントされ、それは、好きに使ってよい事になっています。まぁ、勝てたら勝ちに行きたいですが、チームメイトとも、ベストを尽くしてきたわけだから、後は、神のジャッジに従おうと、先ほども、激論してきたばかりです。昨日も、21:00~2:30まで、最後のプレゼン資料の仕上げと、プレゼンのリハーサルを繰り返しました。私のパートは、5分/20分で、相当、繰り返しました。
面白い事に、僕の場合は、英語力がPoorなので、自分のプレゼン担当箇所をすべて、台詞化しました。初めの練習では、9分掛かりました。その後、不要文章を削除し、重複単語を削除し、発声しやすい単語を選択し、文章自体を簡素化したりして、どうにか、5分に収まるように原稿は仕上がりました。5回は、修正→練習→修正を繰り返していると、なにか、脚本家の気持ちが分かってきました。役者の能力、限られた枠、そこでインパクトのある台詞。単語の定義同様、突き詰めると奥が深く、きりがないですが、結構、楽しかったです。
最高に面白かったのは、先日、前もって提出したハンドコピー版(投資家らに事前資料として送付)には、相当、言葉の定義に拘り、学術的、最適単語をセレクトし、仕上げました。最後のプレゼンテーション版は、かなりの言葉を削除し、ビジュアル化させ、シンプルに仕上げました。その分、台詞でカバーするのですが、みんな、限られた時間、自分のキャパを理解し、最後に選んだ単語、イディオムは、日常よく使う、慣れ親しんだ単語となりました。もう、見栄なんて張ってられない。Do our best for making pressentation!!!
このプレゼンが終了すると、クラスもなく、テストもなく、学校に行く必要もなくなります。あとの2週間は、卒論仕上げに缶詰になるだけです。要するに、クラスメイトと教室で会うのも、このプレゼンが最後となります。(卒業式を除く)。なんか、涙腺が緩んできているのを感じる。さて、結末は、どうなる事やら・・・・ とにかく、今は、凄く、Happyだぁ。