2007年7月12日木曜日

沖電気(株)虎ノ門本社訪問


例のEntrepreneurship(起業家精神)の授業の一環であるビジネスプランの続きのテーマである。日本人がチームに私しかいない為、大問題が発覚すると、私が出動する事となる。お陰で、結構、電話回線ビジネスに詳しくなってきた。本当に、NTTには、失望の連続だし、同じ固定電話サービスを提供しているソフトバンクには、関心させられる事も多々、発見できた。
今回の電話通訳サービスを実際に稼動させるには、一般企業のコールセンターみたいなシステム機能が必要になるため、CISCO(アメリカ通信会社.主に装置を製造)には、何十回と電話をし、我々の考える転送形態、通話時間管理形態が可能か問い合わせをしたりした。だんだん、話が煮詰まってくると、CISCOのような装置製造メーカーだけでは対応できなくなってきて、そのハード装置を連携させ、ソフトにより管理するパッケージみたいなものに展開せざるを得ない。いわゆる、ソリューションである。
この難題を解決する為に、一番初めに、IBMソリューションにコンタクトを試みるが、新規参入のベンチャーには冷たく、Emailでのやり取りが進み、効率は、相当、悪い。そんな中、インターネットで、ソリューション実績のある、ホームページ上で問合電話番号が掲載されている企業を探してみたら沖電気が登場してきた。早速、電話してみたら、コールセンターの女性が、本社一階にあるショールームを訪問されてはどうか?っと提案してくれた。早速、ショールームに電話してみた。 一方的に、私の身分とビジネス案を電話で伝えたところ、「社内に展開してみます!」っと言ってくれた。正直、どーでもいいベンチャーに対応してくれる会社は本当に、ありがたい。
例えば、僕達は、プリペイドカード方式にて、顧客からサービス料徴収を最後の手段としているが、本当は、VISAカード利用により、WEB登録を当初の料金回収案としていた。VISAは、審査が厳しく、最低1年以上の実績が求められ、これからニュービジネスを始めるベンチャーには、冷たい。まぁ、そういった企業を取りまとめる黒幕(VISAとの窓口)がいる事は知っているが、ロイアリティー10%ほどを考えると、コストが高く、成り立たない。
沖電気の対応に感動した私は、虎ノ門にある本社(1階=ショールーム)を訪問する事とした。毎日、通学で使っている内幸町駅から徒歩8分なので、気軽な気分で訪問し、窓口になってくれているショールームの館長と名刺交換だけでもしたいと思って、事前に、アポ取りをして、訪問した。 びっくりした。まだ、40歳くらいの若い格好良い館長だった。さらに、ビックリさせてくれたのが、一人のエンジニアを僕の為に、用意してくれていた。結局、そのエンジニアと60分間ほど、技術的なことを話し、そのソリューションの導入実績などを、教えていただける範囲内で開示してもらった。沖電気の対応のすばやさに、逆に、こちらが、オロオロしてしまい、「次回訪問時には、見積用設計図(要望案件)を纏めて、持参します!」っと約束し、ショールームを後にした。興奮していたし、Happyだったんだけど、逆に、しっかりしなきゃ!って気合を入れてもらいました。
MBAで何を勉強しているの?ってよく聞かれる事があるけど、こんな事を勉強しています。一言では言えない、非常に、面白い(Happy)世界を勉強しています。普通にサラリーマン続けてたら遭遇しない世界を、仮想Walkする事ができ、良い経験です。こんな僕を、一年間派遣しようっと決めた会社に感謝します。だって、僕の会社は、製造業ではあるが、沖電気とか電話通信とかとは、全く別の産業ですし。。。きっと、いつの日か、僕への投資が無駄ではなかった事を証明させますよ! いつの日か。いつの日か。何時とは言いませんが・・・