2007年7月14日土曜日

その時、歴史が動いた。


今でもNHKで放送しているか知らないけど、徳川キャスターが司会で、「その時、歴史は動いた。」ってな番組をやってましたよね。あれって、世界史含め、歴史上のターニングポイントを多角的に見つめなおし、毎回、徳川さんが確実に言うコメントが、「歴史に、“もし”はないのだが、もしも、彼が、違う決断をしていたら・・・・」てなコメントをボーっと寝ながら見ることは、好きだった。
僕は、高校野球観戦が好きなのは、結構な人が承知しているが、コンセプトは、同じ。野球に、“もし”はないのだが、もしも、あの時、カーブが外角に外れていたら・・・とか想像して楽しんでいる。その瞬間に、いくつの選択肢が存在し、どんな要因(プレッシャー、疲労、実力)が絡んでいるか?ってな想像。以前は、ライブ放送で、野球観戦し、名勝負の場合は、録画してあったフィルムをもう一度、再放送させて観戦したなぁ~って懐かしい。2回同じ試合を見て、これは、歴史上の名勝負と自分で決めた試合は、3回目の観戦をして、スコアーブックつけながら、ひとり分析を楽しんだ。コンセプト的には、「江川な人」ってなのを、10歳くらいからやっていた、相当、地味な男の子でした。
将棋の世界では、「感想戦」ってなコンセプトがある。対局後に、もう一度、駒を並べなおして勝負展開を振り返る作業である。その中身は、ここの差し手の善悪はもちろんだが、プロ同士のお互いの読み、心理状態等を語り合う。将棋で強くなるためには、自分よりも、強い相手と盤を指すことは当然として、その後の、このフィードバックをいかに、吸収し、自分のものとするか。っが、重要らしい。 (石倉洋子コメント抜粋)
そう言えば、僕は、いままで、ある一定以上の恋愛関係を営んでくれた元彼女と、破局後に、感想戦ってな物を、確実に実施している。破局した訳だから、どちらかに理由があるわけで、(結局は、お互いに理由があるものだが)、その背景を確認する事が、実は、楽しい。はぁ~、確かに、ボロッと言ったあのコメントが、相当、ボディーブローさせてたんだぁ~。っとか、あの時のあの態度は、ブッ冷めだよねぇ。とかって、2人の歴史を振り返る。もう恋愛感情なんかないから、冷静に分析できて、また、ある一定上の深さの関係があるから、その感想は、非常に有益である。改めて、僕は、相当、悪だなぁ~ってのを痛感する。悪とは、自己中心的エゴ野郎って定義。
僕にとって、自分史の中で、「その時、歴史は動いた(恋愛編)」で、今回、取り上げたいのは、恥ずかしながら、自分の結婚プロポーズのタイミング。現在の奥さんには、大変、悲しい事をさせたなぁ~って、振り返ると感じる。当時は、精一杯なんだけど、全然、駄目男だなぁ~って、恥ずかしい。僕にとってのそのタイミングとは、結婚前に2人で旅行したチェコのプラハ。街全体が、世界遺産で、どこを散歩しても、中世の古き良きヨーロッパを満喫できる。さらに、そのタイミングを細分化すると、2人で登ったモルダウ川に掛かる橋塔(西塔、左上の写真)。本当に美しい風景で、遠くの丘には、お城が見え、長い共産主義統制後の、「プラハの春」とは、よくもナイスなフレーズだなぁ~って感じる。他の旅行者も誰もいない展望台で、2人は、言葉交わすことなく、しばらく時を過ごしたんじゃないかなぁ~って思い出す。どのくらいの時間かは分からないけど、当時の僕でさえ、「今だ!今、プロポーズする時だ!」って一人で燃えていたんだけど、結局、プロポーズの格好良い台詞もでず、その場を後にしている。彼女も、「早く来い!今だぞ!Come on!」って思ってたんじゃないかな?知らないけど。
その後、結局、プロポーズする事なく、今日に至っている。 改めて、自分は、エンターテイナー(Happy提供者)ではなないなぁ~って、感じるね。過去を振り返ると・・・。さて、それから、6年が経過しています。今の現状は?って言うと、息子達に負けず劣らず、ママを奪い合って、時には、長男を泣かし、野獣のように、我が家に一人しかいない姫に対し、争奪バトルを繰り広げています。負けない!
今の彼女は、「早く来い!今だぞ!Come on!」っとは、決して言わず、逆に、息子達を盾に「もう、うざいよぉ。マジ、いいからぁ。まじで、やめて!」って言うくらいに、愛を表現できているのではないかと、自負しています。One of happy moments.
あの時、もし・・・・ならば、歴史は動いたか?加速したか?停滞したか?そんなことより、今っすよ。今が大事って事ですよ。。。