2007年7月3日火曜日

女性が日本を変える?


先日、朝の登校時に、新橋駅前にて、自民党公認候補の丸川珠代(元テレ朝キャスター)が演説をしていた。彼女というよりも、自民党(参)猪口邦子が、声高々に、政策を述べていて、正直、何を訴えていたかは定かではないが、その横で、丸川さんは、手を振っていた。せっかく、手を振っているので、歩きながら、手を振り返したら、走って僕のところに寄ってきて(10歩ぐらいだけど)、硬い握手をした。丸川さん、ニベア塗り過ぎで手がベトベトしてたですよ!
その後、一緒に歩いていた友人より、いろいろと質問されて、その回答(だれ?政党は?いつ選挙?)に必死で、余韻に浸れる事ができなかったけど、英語で、選挙の事を説明する中で、参議院は、正しい英語で、Upper house って言うんだね。その時は、何故だか、イメージ的に、Lower house ぽかったので、適当に間違った解説をしてしまったけれど、まぁ、訂正するのも面倒だから、そのままにしておこうと思います。
本題は、その握手を契機に、女性と政治の関係について、考えてみた。思ったよりもDeepに考えてしまった。本当に勝手ですが・・・。国会議員に占める女性議員の数って、衆議院議員7%、参議院議員15%、全体722議席(衆480+参242)に換算すると、10%をちょっと下回る状況なんだよね。毎度の事、G8の中では、下から2番目。幸せ実感度のランキングと面白い事に、同じである。
なんでかなぁ~って、必死に考えてみた。確かに、男性選挙権は、大正デモクラシーの真っ只中(1925年)に与えられたけど、女性参政権ってなると、1945年11月幣原内閣の時で、マッカーサーGHQの影響を否応なしにも感じるね。女性の政治への参加が、遅れたからか?しかし、女性に参政権が与えられて、既に、60年以上も立っている。しかも、人口統計的にも、20歳以上の人口構成を見ても、男性:女性=48:52っと、女性の方が、人口が多い。すなわち、女性が皆、女性立候補者に投票したならば、簡単に、国会議員の男女比率は、少なくとも、50:50になるはず。そうしたら、確実に女性にとって、生活しやすいであろう社会の実現が可能であり、男女雇用機会均等法の施行も、十数年、早まっていたに違いない。しかし、そうならない。なぜか?そういった意味で、土井さんのマドンナ旋風が懐かしい。
2007年1月後半に、柳沢厚労大臣が、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」との発言が、メディア中心に論議されたが、僕が思うに、思ったよりも世間は注目しなかったように感じる。555調査(標本=N3女性)では、「なんか、どうでもいい。」「女性が取得できる子供を産む、育てる喜びを男性が理解できないのは当然だか、それは、男性にとって、可哀相な事」みたいな調査結果で、N3標本全員が、フェミニズム発言をするかと思いきや、いたって冷静であった。そんな時、ワーワー言っていたのが、社会党福島代表ぐらいなもので、「あれれ、田島陽子がなぜ、ここで出てこないのか?」って思ったら、実は、2002年に社会党を「政党政治の限界」を理由に、離党し、無所属に。2003年に神奈川県知事選に立候補し、運悪く、落選されている。彼女は、フェミニズム過ぎるから勝てないのか?女性からも支持されてないから勝てないのか?そんな中、インリンは、けなげにもM字開脚にて、男性を刺激する事の方が、よっぽど子供の数を増やす事に貢献している。(本来、M字曲線とは、女性の労働人口が、30~35歳が他の年齢に比べ、育児等で働けない環境をグラフで示したもの)今日現在も、柳沢大臣は、現職を続けており、日本特有の、喉元過ぎれば熱さ忘れる。のごとく、また、平和な社会へと戻ってしまった。なんでかなぁ?
近年、ビジネス社会でも、女性管理職をX%まで引き上げようと、企業の努力目標として、世間の目を気にしながら、各社取り組み始めている。女性は、そんなに差別されているのか?女性は、そんなに、ストレスを感じているのか?では、なぜ、政治に訴えない?僕には、分からないや。ビジネス社会では、創業者が男性であることが多く、また、近年まで、営業といえばドブ板周り、熱血サラリーパーソンがもてはやされていたから、そんな考えの上司の下では、社会進出したい女性には相当なバリアーが存在する事は想像できる。ビジネス社会では、男性でも弱肉強食に悩む、知性と体力の総合格闘技的要素を持っているから、女性は、きっと、大変だろうなぁ~ってのは、僕ながらに、勝手に想像し、同情したくなるけど、実は、同期、後輩を見る限り、女性の方が、頭がよく、僕のメリットは、頑丈な身体だけって事になるので、相当な、プレッシャーを女性社員より僕は感じている。きっと、近い将来、女性上司の下、指示を仰ぎ、パワーセクハラなんてされたらどうしよう!って、これも、勝手に、想像して、恐怖に感じている。
しかし、実は、政治の世界は、ビジネスとは違い、思想次第で、数を獲得できる世界。ネットワークも必要だが、女性ネットワークは、十分成立する。勤務する会社が民主党だから、池田先生を尊敬するからと、投票には、いろいろな要素が絡むが、それでも、基本的には、思想思想思想。30年前から国会議員男女比が、50:50ならば、正直、年金どこいっちゃったか問題は、今頃、存在していなかったかもしれない。もっと、女性議員達が、専業主婦含め、真剣に、自分達の年金管理をしていたと思う。製造業の世界では、品質管理、生産管理は、女性の方が、きめ細かい仕事をすると評価されている。絶対、男どもが、いい加減な管理で、17:00過ぎに、「今日も、一杯、行っとく?」なんて、バカ管理してたと言われても、否定できない。そう思わない?男女雇用均等法に関しても、1972年には、勤労婦人福祉法って事で、スタート切っている訳で、女性の社会進出を促進すればするほど、出産&育児って課題が出てきて、今頃、保育園・託児所が不足するって事も、女性ならば、30年前に気付いて、何か手を打っていたはず!絶対、エリート大学出身の男性官僚、男性国会議員の怠慢に過ぎないのですよ、今の現状は。同姓として悲しい事に。。。
僕は、男の子だけど、結構、今の政治にうんざりしているところあるので、女性候補に期待しちゃう。だから、きっと、丸川さんに、投票すると思う。そうすれば、きっと、全てにおいて、男女機会均等政策(All genders 含めて)がなされ、男性でも、胸を張って、育児休暇が取れて、逆に、取らないと、「最低!」って思わせる文化を作ってくれるのは、女性のパワーが必要だと思う。僕が変えればいいじゃん?おうよ、僕も頑張る。だから、みんなで、がんばろう!そうすると、いつの日か、「日本改造計画」or「美しい国、日本」が、「Happy Life for everyone」ってな可愛いタイトルに変わると思います。
7月12日公示、29日選挙で、安部さんチーム勝てるかな?負けムードっぽいけど。。。