2007年7月17日火曜日

劇団四季ライオンキング&浜商初戦敗退


先週末の日曜日(日本列島は、台風で大荒れの時)に、汐留にあります劇団四季-春劇場にライオンキングを見にいきました。人生初のミュージカルですし社会勉強として、また、タモリさんが酷評するミュージカルとは、どんなものかと見に行きました。30過ぎて、ゆとり教育を実践しています。
インターネットで、2週間前から予約準備に入りましたが、チケットの売れ行き速度の速いこと、速いこと。ネットで空席を確認し、一番安い席が2つあること確認し、大学のキャンパスでタバコ休憩していたら、一倍安い席が完売。あせって、速攻、予約してキープ。2F席の後から3番目。でも、6,200円ですから・・・。上演は、途中に20分の休憩挟みますが、13:00~16:00と3時間タップリの上演でした。
さて、ライオンキングは、96年にディスにー社が映画化する事で、全世界にストリーが知れ渡る事となりますが、劇団四季は、そのディズニー版をミュージカル(日本語)にて演出しています。98年から開始したそうで、9年経過し、上演回数も5,000回を日本最速スピードにて突破し、ロングランを継続しています。9,000回÷365日÷9年=2.73回/日って、全盛期の新日本プロレスよりも凄いよ。劇団四季とは、関係ないですが、ディスニーがこれを映画化した際に、手塚治虫のジャングル大帝のパクリでは?っとザワツイた噂があったそうです。その時、既に手塚氏は、亡くなられていましたが、手塚サイドが、手塚治虫自身がディズニーのファンであり、もし故人が生きていたら「手塚治がディズニーに影響を与えたというのなら光栄だ」と語ったそうで、著作権とか、コピーだぁ!とかの騒ぎは収束したそうです。なにか、ほのぼのする出来事ですね。ウェキペヂアで手塚治虫を閲覧したら、本当に彼自身も、ジャングル大帝のイメージは、ディズニーのバンビーにひどく感銘を受けて、レオに至るそうで、芸術の世界で、Give&Take 関係は、本当に、素晴らしいですね。影響しあい、さらに、美を追求するって、素晴らしいですよ。
四季から何を学ぶか?
1967年に四季株式会社が発足したそですが、東大-浅利慶太&慶大-日下武史らを中心に結成された学生演劇集団が母体なんだってね。四季ミュージカルの何に感動するかって、まぁ、2Fに居ても、しっかり耳に届くシナリオ、発声方法が、この世界では、四季節とか言って冷ややかに評価する演出家も居るらしいけど、そんな批判にもめげずに、ポリシーを変えず、貫くのは、格好いいよね。このブログの開始したばかりの時期に、松本人志監督の映画-大日本人を見て、メッセージを表現する事って、難しいナァ~って痛感したけど、はやり、浅利慶太って人もとても凄いんだよ。きっと。本当に、自分に同じ時間と演出家と資本を与えられても、あれだけの演出はできないや。やっぱし、凄い才能をもった人は、世の中、いるもんだねぇ~。
女性や子供が見たら、僕以上に、ミュージカルは感動するのではないかと思うけど、僕レベルでも、十分満足できました。まず、舞台装置。次から次へと、舞台演出が変わり、照明、音楽、床から飛び出すモニュメントとか、相当、舞台装置に拘っている。あれって、相当、よく設計されていて、当然、ライオンキング特別舞台っとなっているけど、あの舞台装置は、芸術ではないでしょうか?エンジニアが凄いだろうし、裏方の仕込み担当者も相当凄いですよ。あと、人間が、動物を演じる上で、ただの着ぐるみを羽織るわけではなく、動物の小道具を巧みに操るのは、あれも、凄いですよ。要するに、6,200円払っても、損したと思わない、正直、もっと、払っても良いかも・・・っと思わされました。ミュージカルは、良いよ。あれは、良いよ。
実は、僕は、大学2年生の時に、大学の文化祭で演劇をした事があります。よくストーリーは覚えてませんが、主人公並の役柄であったような気がします。なんだか、本当に、分かってませんでしたが、ベトナム語の劇を演じ、正直、台本丸暗記した事は、自分でも褒めてあげたいですが、意味は理解してませんでした。その為、どこで、感情を込めていいのやら、知るはずもなく、ただ、四季節並の大きな声で、はっきりと発声しようと心がけていた事だけは、覚えています。あえいうえおあお♪とかも、ちゃんと、練習しましたから。当時、あの文化祭の語劇の前に、劇団四季を鑑賞していたら、自分の演劇に掛ける情熱も変わっていたのではないか?っと思えてきました。当時の文化祭演劇の総監督は、クラスメイトの男の子でしたが、彼は、演劇に興味を持っていて、個人的にもライブハウスとかに見に行ってましたし、情熱を持って、僕達を指導してくれましたが、その情熱に応えることなく、サボる事だけを考えていました。だって、舞台の上で、目をぱちくり開けて、両手を大きく広げて、「愛してよぉ~」なんて、やっぱし、恥ずかしいよね。でも、とある一線を超えてしまうと、それは、快感となるんだろうね。その快感を、不真面目練習の理由で、習得できなかった。
そんな不真面目な経験と、今回の真面目な四季経験とがミックス融合されて、自分の不真面目さが、相当可愛く感じますし、また、四季プレゼンツの演劇の偉大さを痛感しました。世間の人が、良いと言うものは、良いものが多いよ。自分の五感を使って、生で見て、改めて、そう感じました。実践する事が重要だと思い、実践して、本当に良かったと思っています。


PS:
昨日、高校野球の特待生問題について、大いに、言いたい事を主張しましたが、本日(7月16日)、大変悲しい出来事がありました。第89回静岡県高校野球地方予選にて、例の浜松商業高校が、初戦で、県立袋井高校と対戦し、延長10回の激闘の末、1-2で敗退しました。あれだけ、昨日のブログで豪語しただけに、残念ですが、本当に、悲しい出来事で、5分間、西の方向を向いて、黙祷しましたから。ショックの余り、奥さんに電話しましたが、「今は、忙しいから・・・。どうせ、ブログにでも書くんでしょ・・・」っと相手にされなかったので、素直にブログに書きます。
僕が、高校野球を観戦するようになり、25年ほど経ちますが、浜松商業が地方予選を初戦敗退した記憶がありませんでした。調べたら、37年ぶりの初戦敗退との事です。まぁ、僕が、悲しい以上に、現役の選手の方が悲しいわけで、比較になりませんが、これを契機に、再度の黄金期への第一歩を歩みだして欲しいっと強く願い期待します。
このニュースをインターネットで知った為、試合状況をよりリアルに把握する為に、大の浜商野球部ファンのお兄ちゃんに、電話しました。当然、彼は、球場に足を運び、スコアーブックを、将棋の感想戦なみに、頭の中に同時書き込みできる方なので、試合内容を詳しく確認しました。衝撃的だった彼のコメントは、スコアーブックには記されない、「勝ち負けは、その時の流れ、運、実力で仕方ないけれど、負けた後の浜商ナインの悲しみ方が浅く、その姿から、悔しさが伝わって来なかった。 」っと黙祷するファンとしては、衝撃的過ぎまる内容でした。そのお兄ちゃんより、一冊の本を紹介されました。「バントからフルスイングへ」(ひくまの書店、1,575円、磯部修三著)を早速、アマゾンで購入し、熟読して気を紛らわしたいと思います。筆者は、昭和53年の第50回春の選抜にて浜商を優勝に導いた監督で、昨年の春優勝の常葉菊川高校の総監督であり、人生で2回、率いた高校を全国優勝に導いた人物です。僕も修行します。
本に興味のある方       -->http://books.livedoor.com/item4893173731.html
浜商野球80年史に興味のある方-->www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/school/hamasho/