2007年7月18日水曜日

仮想空間に偉大な一歩を踏み入れる


登校時に、新橋駅周辺で、チラシ配りアルバイターから、一枚の広告をゲットする。「新橋で最大級のネットカフェ。オープン!」って印刷されていて、裏には、今なら、入会費無料、初めの30分半額、22:00~6:00の期間は一律1,200円ってなプロモーション。 正直、いままで、漫画喫茶とかネットカフェを利用した経験がない僕としては、興味を引かれた。最近では、ネットカフェで一夜を過ごすネットカフェ難民ってな言葉もポピュラーになってきてるし、どんな場所か、知っておいても損は無いかなぁ~って思って、飛び込んだ。僕個人的には、人類が月面に残した一歩並の自分にとっての偉大な一歩でした。
アポロ11号が、人類初の月面着陸成功から6時間半後、アームストロングは月面に降り立って、有名な" That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind. "(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとって大きな飛躍だ)という言葉を述べたそうです。1969年7月の今頃らしいです。まぁ、そんな、僕の一歩は、人類の飛躍を意味しませんが・・・。
そこは、やっぱし、東京だね。ビルの3階フロアーをいくつものブースに区切り、100人くらいは、ブース内に収容できるようになっている。まぁ、そこは狭く、1ブースがタタミ半畳くらいの面積なんだけど、十分、一晩過ごしたりするには、可能な空間。飲み物もフリーだし、漫画ラインナップも充実しているし、雑誌とかも最新号が棚に並べられている。お腹がすいたら、4Fの居酒屋にオーダーできて、お届けもしてくれるそうだ。ふ~ん、今の若者は、ここで、過ごすのか~って興味半分で僕もブースの中に入り込んだ。
飲み物フリーだし、ブース内でタバコも吸えて、完全別室だから、プライベートも守られているし、インターネットで外部とは繋がっていて、ネットサーフィンもできるし、ゲームもできる。居心地良いなぁ~って思ったけど、30分過ぎた頃から、急に、心細くなってきた。すごく孤独感を感じた。本当に、怖いほどの恐怖感。学校帰りの17:00頃にチェックインしたんだけど、結局、1時間しか利用せずに退室してしまった。300円でした。本当に、僕は、小心者です。
ネットカフェから何を学ぶか?
ネットカフェがヒットしている社会現象を読むに、結構な人が、孤独なんだなぁ~って思う。そして、結構な人が、その孤独を受け入れ、楽しんでいるんだなぁ~って思う。でも、僕には、その孤独感が耐えられなかった。別に、寮の一人部屋にいる時でも、十分に孤独感を味わう事には慣れているが、なにか、別質の孤独感だった。本当に、怖くなるよ。薄暗い部屋の中で、目の前のPCと睨めっこ。本を読んだり、半畳のスペースで、結構なエンターテイメントを身体を動かさずにアクセスできる、ある人には、最高の空間なんだけど、そこに、60分と居ると、閉鎖的な雰囲気に圧迫されて、ここに、これ以上いたら、世間と接触できなくなる!みたいな恐怖感。ここに慣れてしまったら、地上に出るのが怖くなるっという恐怖感。一種の錯覚空間(マリファナ吸引状態)を満喫できるけど、本当に、怖い。
僕は、この経験を、初めで、最後じゃないかな~って思うけど、絶対、ノーサンキューだね。まぁ、これも、いい経験って事にしておきます。 ネットカフェの存在自体を責めないし、需要がある限り、面白いビジネスだなぁ~って痛感する。また、そこを利用する若者にも、別に、批判するつもりもないし、ただ、僕とは、すこし価値感が違うなぁ~って思うのが正直なところ。
今年になり、「セカンドライフ」ってな、ネット上の仮想空間が、ブームになり、その世界では、ネット上だけで通用するリンデン㌦貨幣も存在し、その貨幣を現実のUS㌦とも交換できる。毎日のように、交換レート(1US㌦=270リンデン㌦)は変更されていて、その仮想空間で、店を開店させたりして収入を得たり、映画に行ったり、デートもできるらしい。2007年6月時点で、700万人がそこで生活を満喫しているようです。将来的には、その仮想空間で、結婚ができたり、就職先が、仮想空間の仮想会社であったりする事も現実味を帯びてきている。すごい時代が来るよ!もう、実在のマスメディアとか、自動車会社とかも、セカンドライフ内に出店したり、そこで、宣伝広告を積極的に実施している。本当にすごい時代が来てるよ!
聞いてるだけでは、おもしろそうだよね。セカンドライフって名前だけあって、現実の社会とは、まったく違う性格、違う性別で、架空社会を実感できるんだもんね。ちょっと、ネットカフェを利用してみて、なぜ、僕が恐怖に感じたか、分かってきたような気がする。その世界は、温度を感じないのよね。寒いのか、暖かいのか、相手が怒っているのか、笑っているのか、自分が興奮しているのか、冷めているのかっが、分からない。鈍感になる。それが、僕にとっては、恐怖なのよね。でも、今、セカンドライフや、ネットカフェがブームらしいよ。みんな爬虫類になっちゃうよぉ!
僕は、人間は、Happyになる為に、生きる生物だと思っている。人それぞれ違うHappy価値感の中で、それぞれが、Happyを追求して毎日生きているんだと思っている。僕は、本当にネガティブ主義者だなぁ~って思う事は、セカンドライフで、失敗する人は、本当に、不幸な人だと思う。だって、顔も隠せて、学歴も関係なくて、性格も作り直せる。ある意味、人生をやり直せる。そんな環境下で、失敗する人は、本当に、不幸だぁ~って思う。そこで、成功できる人は、ある意味、その人がHappyを感じられるのならば、それは、Happyだろうけど、そんなセカンドライフでも、不幸者が出たら、敗北者がでたら、どうなっちゃうの? 今後、20年経過してみたら、絶対、「サードライフ」ってなコンセプトの新しい世界が彼らを迎え入れてくれるんだろうと思うけど。。。今から、お金持ちになろうと考える後発プログラマーは、絶対、サードライフの企画に今からでも注力した方が、夢かなうと思います。
僕の思うサードライフってのは、お金なんかどうでもよく、南の楽園で、ボーっと過ごすような・・・・そんな世界かな?待てよ。そんな世界は、オウムはじめ、有害集団は電磁波で封じ込めろ!ってな日本大移動を試みた白装束団体(悲しい事に、教祖の千乃さんは、2006年に亡くなられている。2003年のメディアへのコメントでは、余命3週間と叫び、移動していた筈だか、最後まで闘病を頑張った様子です。)また、成田のホテルででミイラ化された遺体を前に“生きている!”と定説を唱え続けたライフスペースの高橋さん、っといい頭の良い人は、この世に多いです。
僕は、本当にコンサバティブ(保守的)主義者だなぁ~って思うけど、まずは、「ファーストライフ」で、Happyを追求してみます。