2007年6月20日水曜日

日本文化再発見


僕、学生の頃は、日本史なんか大得意で、戦国武将とかにロマン感じたし、昭和史には特に興味持って個人的にウォッチしてきたんじゃないかなぁって思う。年号暗記なんて大の得意で、小学生で、高校受験までは、カバーできるくらいの年号は、いけたんじゃないかと自負している。結構、日本史には、自信あるんだよね。っが、しかし。
今のMBAスクールで、面白い学生イベントがあります。昨年の11月頃に、学生オークションが開催されて、出品者は、ボランティアでクラスメートに何か商品、サービスを提供し、競り落とされた金額は、学生基金として、クラスの飲み会や卒業アルバムの軍資金とかに使われたりするんだけど、そこで、外国人生徒向けに出品された、「歌舞伎鑑賞権」を日本人なのに気合入れて、8,000円で競り落としてしまった。理由は、まだ、歌舞伎見たことなかったから、興味あったから。他にも数人の外国人生徒が競り落としたんだけどね。
4月半ばに、出品者と共に、銀座にある歌舞伎座に鑑賞に行った。歌舞伎って、公演時間が長く、11:00~16:00位まで5時間にも及ぶ公演なんだよね。その間に、別々の内容の4話を公演していた。プレイボーイの市川海老蔵も第3話で、主人公として舞台披露していて、公演の内容も、プレイボーイの内容だった。歌舞伎って、シナリオが最高なんだよね。相当、よく脚本が構成されている。
その日の最大のお題目は、第二話の市川團十郎演じる、勧進帳(武蔵坊弁慶)。加藤茶が良く真似する、あの弁慶。もっとも、歌舞伎っぽいお題目だよね。弁慶って、義経への忠誠心、関所を通過する際の瞬時の機転、仲間を統率する能力、酒を飲み場を盛り上げるユーモラス度、もうすべてが格好良い。歌舞伎っていいよ、値段は、べら棒に高いけど、(2F席=8,000円、昼飯=4,000円、パンフレット=2,000円、解説イヤホン=1,500円、花道脇の席なんか、いくらかさえ分からない))

丁度、それから、1ヵ月後、日本の国技(相撲)を両国国技館へモンゴル人友人と一緒に見に行った。もう、僕なんて、朝潮VS北天佑時代の世代だから、最近の相撲なんて、全然分からない。MBA前の半年間のアトランタ生活と、この一年の東京生活は日本のテレビ見てないから、ぎりぎり朝青龍が横綱って事はぎりぎり把握している程度。国技館で何に一番びっくりししたかって言うと、モンゴル人の友人が、相撲を僕に解説してくれた。彼は、相撲用語は、日本語にてマスターしていて、決まり手まで僕に解説してくれた。なんで、そんなに知ってるの?って聞くと、更に驚いた。モンゴルでは、地上波で10局くらいのTV局が存在するらしく、大相撲が始まると、7局が一斉にLiveで相撲を流すそうです。何が違うかと言うと、解説だけが違うだけで、TVアングルはNHK映像を購入しているので、同じ映像。びっくりするけど、まぁ、一応、白鳳が横綱昇進かけた場所を見ることできたので、良かったかなっと思っている。
歴史好きな僕だが、いままで、奈良、京都とか、静的有形文化財を巡る事はあったけど、歌舞伎&相撲などの動的無形文化財を見るのは初めてだった。いい経験になった。知らない世界を知って、ちょっと、賢くなったようで、話題の幅が広がったようで、なんか、Happyになれた2つのイベントだった。
歌舞伎を見てつくづく感じたけど、僕の奥さんは、まだ、歌舞伎を見た事がないようだ。老後、2人で仲良かったら、田舎から夫婦揃って着物着て、銀座で歌舞伎見て、もう、その頃には、築地は、お台場に引越しされてるし、日産本社も横浜へ移転されているだろうけど、お寿司なんか銀座で食べて、リニア新幹線で日帰り旅行できたら、Happyだなぁ~って、感じた。そんなシーンを空想したら、更にHappyになれた。 今日は、ノホッホ~んっと良い感じなので、この辺で・・・・