2007年6月13日水曜日

株価予測レポートから思ったこと。


現在の大学院MBAクラスメートは、48人なんだけど、その内の7割くらいが外国より日本へMBA取得のために留学しいる。そんな中で、授業を受け、生活は共にする事ないけど、同じクラスカリキュラムの沿っているから、同じような生活をしている。みんな様々な国、文化、仕事のバックグランドを持っていて、刺激好きを好む僕にとっては、最高の環境と言える。
みんな凄く個性的で、面白い奴ばかり。しかも、みんなピカイチ、頭がいい。個人貿易業をしている奴や、途上国の政府投資銀行勤務暦のある連中もいる。日本人でも、数人の東京大学卒のクラスメートがいるが、やっぱり東大卒は、できる。よく、東大生は、偏った価値感の連中ばかりだとか、協調性がないだとか、言う人いるけど、クラスメートの東大卒生は、本当に、Enjoyableで人間的魅力ある。
先日、休憩中のタバコルームにて韓国から来ているクラスメートと、適当な会話をしていた。彼は、韓国大手証券会社に勤務していた金融マンなんだけど、どうでもいい事を会話しながら、自分の会社の株価変動について会話してみた。

僕:
ここ半年、うちの会社は、株価3,000円位をさ迷っていたんだけど、一ケ月程前に、ドイツ投資信託証券が、適正株価を2,500円というレポートを市場に出した。理由は、先進国での市場の伸びと不透明性らしい。そしたら、市場は反応し、2,800円まで下がった。そんな時、2週間ほど前に、JPモルガン証券が、BRICsでの成長性を  背景に、適正株価を3,500円レベルというレポートを出してきた。すると市場は、いま、3,200円レベルまで戻してきた。ものの2週間で、2つの証券会社より、異なる視点、分析に基づく、レポートが出されたけど、見方が違うのは面白いね。
彼:
これは、対象会社の株価変動以外にも面白い局面を持っている。この先、2週間以内に、ドイツ投資信託証券が、反論レポートを出してこなかったら、JPモルガンの勝ち。本当に、自信があるのならば、ドイツ投資信託証券が、適正2,500円のレポートを出してくる。出してきたときに、市場がどう反応するかで、投資家の信用がJPモルガンか  ドイツか判明する。ウォッチしてたら面白いよ。
結果、それから2週間くらい経過したけど、ドイツ証券から、反論レポートは出てこなかった。JPモルガンの勝ちだね。これで、うちの会社に対する、ドイツ証券のレポート信頼性は地に落ちた。老舗のモルガンが、新米のドイツを早い時期に潰しに掛かっているようで、面白い。あぁ~ぁ、これで、ドイツ投資信託証券も、しばらく信頼勝ち取るんは時間掛かるだろうね。まぁ、うちの会社だけについてなんだけど。
ここから、何を学ぶか?この出来事を自分の仕事に置き換えてみる。ひとつの事象を様々な角度から見ることは、各人の自由。しかし、そのアウトプットで、人々が反応し、ある時には、賛同して、ある時には、賛同しない。ドイツ投資信託証券が駄目って言うわけじゃなく、あまり積極的にレポートを出さない日本証券の方が、全然駄目。今までの自分を振り返ってみるとものの見事に日本の証券会社の様に、静観を極める。大流にのる性格で、きっと、JPモルガンのレポートにより落ち着いた頃にJPモルガン寄りの自分の意見を発表するってタイプかなぁ?格好良いとは言えないよね。
JPモルガンは、当然、格好良いけど、では、ドイツ証券は格好良いか?織田信長っぽくって、ある意味、格好良いよね。僕は、自分の性格を家康っぽいって思うけど、結構な狸親爺だよね。自分の意見を表に出さない、ある意味、凄く戦略家だと思うんだけど、人を熱狂的に魅了させられるかな?なんか、話は、変な方向へと展開しちゃったけど、この株価レポートの出来事から、学んだこととして、瞬時に自分の意見を述べられるような人物になりたいよね。失敗する時もあると思うけど、表現しなければ、その失敗すら気付かない。JPモルガンは、そんな失敗をたくさん、経験してその経験が、今の地位を築いているんだろうね。失敗を恐れるとかじゃなくって、自分の意見を持ちたいよね。
明日の授業の準備がやばい。本当に。今日は、この辺で。。。